本校は、平成22年に前身の田布施農業高等学校と田布施工業高等学校のそれぞれの歴史と伝統を引き継ぎ、山口県唯一の農業科と工業科が併設された専門高校として開校しました。4学科それぞれで、特色ある授業や実習、探究活動に取り組み、地域人材や地域資源を生かした活動を積極的に行ってきました。これらの取組は、本校の大きな特色として注目され、地域からも厚い信頼と大きな期待が寄せられてきました。
このような中、本年度4月、柳井地域・周南地域の5校が統合し、農業と工業と家庭の専門学科を併置する県内唯一の学校として、新しく「山口県立田布施農工高等学校」が開校いたしました。
開校にあたり、柳井市、平生町、田布施町と周南市を跨ぐ5つの高校の統合となりましたが、生徒やその保護者、それぞれの地域の皆様の期待に応える学校とするため、各校の良い伝統や特色ある取組などをしっかりと継承し、質の高い高校教育を展開していく決意を新たにしております。
具体的には、3つの教科の専門学科を有する強みを生かした教育課程を構築するとともに、地元企業や事業所、行政をはじめとする地域・社会や、異校種と連携・協働した探究的な教育活動に取り組み、人間性を育み、社会の変化に対応し、地域や産業の持続的な発展を担う人材の育成を推進します。
こうした教育活動をとおして、保護者や地域の方々の期待に応える学校づくりに取り組み、予測が困難な時代に適応できるよう、生徒一人ひとりが知識・技術の習得に努め、互いを思いやり、協力し合う中で、主体性を身に付けることのできる、そのような田布施農工高校を創っていきたいと考えています。
また、令和元年度から3年間実施した文部科学省事業「田布施あいキュービックプロジェクト」の成果を継承しつつ、新たな発想で、3つの『あい』、見て知る「Eye(見る)」、自分事して考える「I(自分)」、己を愛し地域に貢献する「AI(愛)」の「あい3(あいキュービック)」により、課題解決のためのアイディアを考え、実践していきます。
今年度も教職員が一丸となって生徒一人ひとりの成長を支え、「学ぶ楽しさ、成長を実感できる学校」、「地域に根ざし、地域から愛される学校づくり」に努めてまいります。今後とも、本校教育に御理解と御支援をいただきますようお願い申し上げます。
令和8年4月
山口県立田布施農工高等学校
校長 吉原 博敏