「やまぐち高校生ICT活用コンテスト」山口県の高校生がICTを活用した「取り組み」「社会変革アイデア」「デジタル技術」を発表するコンテストの参加者支援として、デジタル技術で具現化に挑戦するワークショップ「やまぐち高校生ハッカソン2025」が本校で開催され、機械制御科2年生が受講しました。
この度は、身近なものとセンサーやスイッチなどの機能を組み合わせ、プログラミングすることでさまざまなアイデアを形にできるツール(MESH)を使って、班ごとで考えた身近な問題について解決案を形にして発表しました。
※ハッカソンとは、「ハック」と「マラソン」を組み合わせた造語で、特定のテーマのもと、エンジニア、デザイナー、プランナーなど多様なスキルを持つ人々がチームを組み、限られた時間内で集中的にアイデアを出し合い、サービスやプロダクトのプロトタイプ(試作品)を開発して成果を競い合うイベントです。
機械制御科2年生が、スキルアップ支援事業(デジタル化対応産業教育装置の活用)としてリコージャパン株式会社様より、3Dプリンタ、ハンディ3Dスキャナ、デジタルデータ用検査ソフトを使ってリバースエンジニアリングについて講習をして頂きました。3DCADソフトで作図した3Dモデルを3Dプリンタにて出力し、3Dスキャナで物体の形状やサイズを高精度なデジタルデータとして取得し、作成した3Dモデルと取得したデジタルデータとの寸法や形状の誤差を比較検査できるソフトを活用し、実践的なスキルを学びました。また、3Dスキャナの種類によるデーター取得時の違いや精度についても体験することができました。
*リバースエンジニアリングとは、製品を物理的に分解したり、ソフトウェアを解析したりすることで、その製品の構造、設計、製造方法、技術情報を明らかにする手法です。「逆行工学」とも呼ばれ、通常とは逆の工程をたどることからこの名がついています。
NPO日本水中ロボネット主催、防衛装備庁、山口県教育委員会、岩国市教育委員会、日本機械学会後援の下、第10回水中ロボットフェスティバルが8/22(金)~8/24(日)に防衛装備庁艦艇装備研究所岩国海洋環境試験評価サテライトにて実施され、本校メカトロ研究部1年生2チームが参加しました。
フェスティバルは産官学連携技術交流会(岩国市民文化会館)や水中科学教室、シニア部門、ジュニア部門の競技が実施され、ポスター発表とロボット競技部門を合わせたジュニア部門に県内外の高専、高校生等がチャレンジしました。ジュニア部門は全15チームが参加し、7月からSDGsや海や川のゴミ問題について調査した結果と、海や川のゴミ問題を解決するための課題とアイデアをポスターにまとめた「ポスター発表」を行い、課題を解決するためのアイデアを実現したロボットを使って「ロボット競技会」でゴミを回収しました。
本校生徒達は夏休みを使って調べた内容やロボット競技の成果を十分に発揮することができ以下の賞を頂きました。
〇ジュニア部門 総合の部
準優勝 水中戦艦ヤマト
〇ジュニア部門 ロボット競技の部
第3位 水中戦艦ヤマト
山口県高等学校ロボット競技大会が県立宇部工業高等学校体育館で開催され、本校機械制御科の3年生の課題研究「ロボット班」が参加しました。大会は県内7校14チームが2回競技を行い、得点の高い順で第2位となりました。
今年度、全国大会が福島県で実施されるため、南北に連なる阿武隈高地と奥羽山脈を境に東から浜通り,中通り,会津の3地域の特産物を収穫し,干物づくり、「鶴ヶ城」へ果物を献上したり,郷土玩具「赤べこ」を完成させたりする競技でした。運ぶアイテムは、ソフトボール、軟式野球ボール、ゴルフボール、塩ビ管、ペットボトルでした。
ロボットの製作は授業の一環として取り組んだため、夏休みを返上して製作や操作練習を行いました。なお、全国大会は 10 月 25 日(土)~26 日(日)に郡山総合体育館で開催されます。