校長あいさつ

  •  本校は、平成22年に前身の田布施農業高等学校と田布施工業高等学校のそれぞれの歴史と伝統を引き継ぎ、山口県唯一の農業科と工業科が併設された専門高校として開校しました。
     元来、農業と工業は深い関連があります。歴史を振り返ると、鍬や鎌などの鉄製品の出現、畜力等を利用した農業機械の開発、動力を用いた農業機械の普及を経て、農業の生産性は急速に向上してきました。同時に、より良い機械を製作するための技術も発展してきたのです。
     本校の特色として、農業と工業の基礎分野を共通に学習できること、学科の枠を越えて科目を選択できること、農業と工業が融合した研究に取り組んでいることがあげられます。農業と工業のそれぞれの専門学習を学ぶことで、新しい視点から創造的に考える力を養うのがねらいです。
     近年、社会の変化は激しく、国際化や高度情報化の進展、科学技術の発展と技術革新、地球温暖化の問題等、10年後、20年後の世の中を予測することは難しいと言われています。また、日本では少子化、高齢化が進み、特に地方においては人口減少が深刻な社会問題となっています。
     このような中、本校では、目指す学校像を「地域社会で活躍する将来の職業人を育てる学校」とし、地域社会の課題を見つけ、その解決のために主体的に取り組む生徒の育成に努めているところです。
     2019年は、これまでの取組を継承するとともに、今年度から取り組むことになった「地域との協働による高等学校改革推進事業(プロフェッショナル型)である「田布施あい3(キュービック)プロジェクト~地域の未来を切り拓くジェネラリストの育成~」などを通じて、生徒一人ひとりの一層の成長につなげていきたいと考えておりますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

                   

    平成31年4月
    山口県立田布施農工高等学校 校長 小松 啓二